何か辛いことがあったときは、時間と経済面が許す限り一人で京都でリフレッシュすると決めております。
高校時代に初めて友人と旅行したのが京都でした。場所が素晴らしいのはもちろんですが、あの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれるので大好きです。
そんな京都でなるべく予定を組まず、時間を忘れてゆったりと過ごすのが私にとって最高のリフレッシュ方法です。
ただ神社仏閣巡りをするのではなく、一か所に長時間滞在することにより、日本文化の情緒を感じたり他の観光客の多種多様なスタイルを見て世間の広さを感じたり。
一人旅だからこそできるリフレッシュ方法をご紹介します。
一人でふらり、私だけのオリジナル京都をスクラップ
私がオススメするリフレッシュ方法は、京都を一人旅すること。特に時間を決めずに思いのままに歩くのがポイントです。
例えば、目の前に来た市バスに揺られ、窓から気になるスポットが見えたら降りてみたり。
以前、和風の外装が素敵なカフェが目に入りバスを降りてみたら、中にはレコードが流れ落ち着いた雰囲気が流れていました。
お客は私一人、観光客にはあまり知られていない穴場スポットでした。
このように、ガイドブック通りに行動するのではなく自分の直感で行動してみることにより、旅の充実感もグッと増すのではないでしょうか。
スポットごとに写真を撮り、オリジナルのガイドブックを作ってみるのも楽しいですよ。
京都リフレッシュのメリット
日常ではない、もう一人の私にログインしてみませんか?
リフレッシュ方法のメリット、一つ目はもう一人の私にログインできる点です。
普段仕事をこなす上で、効率化や需要の有無など様々なことを考えすぎて知らない間にストレスが積もりに積もっている人も多いはずです。
そのストレスを発散することは、恐らく大人になればなるほど難しいのです。いつまでも純粋な子供ではいられないので。
京都を訪れ、ゆったりと日本文化に触れることで心が休まり、普段の私とは切り離されたもう一人の私にログインできるのです。
仕事と切り離すことで、自然なアイディアが生まれることもあるかもしれません。ですが、あくまでもプライベートとして考えてくださいね。
みんなが知らない京都、ひと足お先に
リフレッシュ方法のメリット、二つ目はみんなが知らない情報を自分の足で手に入れられる達成感です。
ガイドブックなどで下調べをしてから観光するのももちろん魅力的ですが、そのような観光に飽きてしまった人に特にオススメしたいのです。
「このお店、どんなものが売ってるんだろう?」
「チェーン店ではない料理が食べたいから、飛び込みで入ってみよう!」
そんな純粋な気持ちを持って散策することで、みんながまだ知らないような素敵な場所に出合えるかもしれません。
誰かから聞いたのではなく、自分で見つけたこと。それが達成感となり充実度も高めてくれるのではないかと思います。

京都で道が分からな過ぎて、スマホの充電ピンチ!
デメリットは、道に迷いやすいこと。
特に京都の市バスは仕組みや路線、一日券の範囲が複雑なので慣れていないと不便に感じることも多いかもしれません。
ふらりと降りた場所から宿までの帰り道や、最寄りのバス停や駅がどこにあるのか分からない…と悩んだこともたくさんありました。
地図アプリなどを使い込みすぎて、スマホの充電がすぐになくなってしまうのもデメリットかもしれません。
持ち運びのしやすい軽めのモバイルバッテリーは必須でしょう。
ですが、ハプニングも含め旅を楽しめたのなら、普段の生活にもこの経験がきっと生きてくるはずです。
京都リフレッシュが教えてくれた人生観
心が辛くなり、財布とスマホだけを持って京都に訪れたことがあります。
その際も目的地も特に決めず、気の赴くままに行動してみました。
そんな中で見つけた一つの小さなバーで一期一会を感じました。
お坊さんが営んでいるバーで、私の他に70代くらいの男性がカウンターに座っていました。
スタッフの方やそのお客さんに比べたら、20年と少ししか生きていない私の人生経験などまだまだ浅いものだと感じ、涙が止まらなくなりました。
この程度で絶望するには、先が長すぎる。
そんなことをふらりと入ったバーで学べました。
旅の目的を見失わないための三か条
リフレッシュするには、
- 計画をなるべく立てないこと
- 直感を大切にすること
- 人と出会った際はその人の仰ることに耳を傾けてみること。
悩んだり辛くなった際に行うリフレッシュ方法ということを忘れてはいけません。
普段酷使している自分の体や心を癒してあげるのを第一優先にして、とにかく楽しむことが大切です。
気持ちに余裕があれば、旅のフィードバックを帰りの新幹線等で行ってみるのもいいかもしれません。
写真と簡単なテキストを添えて、自分だけの大切な思い出を残しておきましょう。

いつも味方でいてくれる街、京都
人それぞれ、思い出の地があると思います。私にとってそれが京都です。
昔はガイドブックに従って計画をしっかり練ってから行動していましたが、気の赴くままに行動するようになってからは何度行っても毎回違う京都の表情を見られるようになりました。
そのような“自分しか知らない京都”をスクラップしていくのが楽しく、夢中になっているうちに普段のストレスは自然と発散されていきます。
進学に迷ったときも、家庭環境が嫌になったときも、癒しが欲しくなったときも。
いつも京都は私の味方でいてくれました。
そんな大好きな街をゆったりのんびり一人で旅してみるのも、悪くないはずです。
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